2006年8月23日
FocusTalkを使ってみたら・・・

(株)スカイフィッシュが出しているスクリーンリーダーの「FocusTalk」体験版ダウンロード。いろいろと試してみた。

Adobe Reader7とFlash Player8に対応とある。
Flash Player8をダウンロードして、FocusTalkを起動しFlashバリバリのサイトを見てみた。
Flash作成時にアクセシビリティー項目を立ててあるものは、確かに読み上げるようだ。

skypehelperを使うことで、とても楽にSkypeを使用することが出来る。

MS OfficeのWord、ExcelはもちろんPowerPointのスライドショーにも対応しているし、MediaPlayerのインターネットラジオ読み上げ、プレイビューリスト読み上げ、ライブラリ読み上げ、CD/DVD 再生。
セキュリティーソフトのウィルスバスターにも対応とある。

まだまだ十分とはいえないが、他と比べても使ってみる価値はありそうだ。

(株)スカイフィッシュ:http://www.skyfish.co.jp/focustalk/index.html

投稿者 nanamito : 21時59分 アクセシビリティー 26コメント(0) 26トラックバック(0)

2006年8月23日
Webアクセシビリティーについてのある出来事

障害者パソコンサポートのボランティア活動で、そのパソボラを利用している全盲の男性からメールが届いた。
次回のパソボラ活動日に、フラッシュプレーヤーのダウンロードを教えて欲しいという依頼のメールである。

ある病院で、鍼灸・マッサージの仕事をし、真面目が服を着て歩いているような彼は、かなり若い時期に視力を失い、視覚障害者としては年季の入ったベテランだ。
最近は左の聴力が段々と弱くなり、聴覚障害者にもなりつつある。

そんな彼の唯一の趣味は、音楽を聴くこと。
クラシックからポピュラーまで、様々なジャンルの音楽をむさぼるように聴いているし、コンサートにも足しげく通っている。

音楽に関して非常に好奇心旺盛な彼は、とにかく情報を欲している。
そのためにパソボラの勉強会に出席して、インターネットの活用法を熱心に勉強しているのである。

彼のお気に入りのミュージシャン、FMラジオ局のホームページが見たいと言う。

が、それらのページは、全面Flashで作られており、入り口のところで拒絶される。
「当サイトをご覧になるためには、Flash Playerが必要になります」と、スクリーンリーダーが読み上げる。
フラッシュプレーヤーをダウンロードすれば、このページを見ること(聞くこと)が出来ると、そう思っている彼に、「Flashで作られたページは画像扱いとなるため、スクリーンリーダーやスクリーンブラウザで読み上げることは出来ません。」と伝えるしかない。
彼のガッカリした様子を想像すると、とても辛い宣告である。

メジャーなFM局のホームページを、スクリーンブラウザでアクセスしてみる。
確かに殆どの局ががトップページにFlashを使用。つまり、その先に視覚障害者は進めない。

ポップなもの、華やかなコンテンツはアイキャッチ効果がかなりある。
それは、そのサイト(提供者)のコンセプトやイメージを反映させているのだろう。
しかし、FMラジオ局などは、その局のファン(リスナー)でなければ入れない、敷居の高さが歴然としてある。(ように感じる・・・「ラジオ聞いてからおいで! そうじゃなきゃわかんないよ〜ん」みたいな)
年齢や障害の有無に関係なく、ふるいがあるようだ。

梅田望夫氏の「Web進化論」でいわれている、ネットの「こちら側」にいる不特定多数無限大をどう想定するかで、「あちら側」のこれからが吉と出るか凶と出るかに繋がるような気がする。
「こちら側」には、まだまだ大きな格差がある。
しかし、この格差こそが、未開拓の大きなマーケットなのである。
そのマーケットを引き込む前に、敷居を高くしてどぉ〜する。
何をどう伝えて、どう引き込むのか・・この場合、誰にというのは不特定多数無限大なのだ。
リッチコンテンツを否定するつもりはない。
見ていて美しいもの、楽しいもの、興味を惹くもの・・・これらは重要な要素だと思う。
ただ、使いにくいものや、使えないものであっては、発信者自体が結局損をするハメになるのだ。

AdobeもMacromediaもアクセシビリティーを考慮するようになってきている。
Adobe:http://www.adobe.com/jp/enterprise/accessibility/
Macromedia:http://www.adobe.com/jp/macromedia/accessibility
スクリーンリーダーもアプリケーション対応を進めている。
各ブラウザも、アクセシビリティー機能を搭載し始めている。
とすれば、作成する側と利用する側の意識とスキルの向上に帰するところが大きくなってくる。

上松美香様、J-Wave御中
あなたのファンやリスナーの中には、視覚の障害を持っている人がいます。
他のファンやリスナーと同じように、あなた方の情報を得たいと思っているんです。
どうぞ、仲間はずれにしないでやってくださいませ。

投稿者 nanamito : 15時37分 アクセシビリティー 25コメント(2) 25トラックバック(0)

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